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道祖土フェニックス4010005
常盤少年野球クラブ2000226
名尾杯準決勝。相手は去年新人戦で負けた相手。絶対リベンジするぞと気合をいれて試合スタート。この日の先発ももちろん常盤の1番。初回先頭をヒットで出塁後四球等でワンアウト満塁で相手の5番バッターがショートへ。よし、ダブルプレーと思いきやミスが出て2点を先制されその後ヒットも続き初回に4失点。選手には言えないが正直「厳しい」と心の声が漏れそうになった。でも、その裏に何とか2点を取り返しなんとか踏みとどまった感じだった。次の1点が常盤に入ればまだいけると心にいいきかせていたがまたもミスが出て1点をとられ正直負けを覚悟した。この流れを変えるには奴の一発しかない。「頼むさとし」と思い、さとしには、君のベストスイングはいつだった?と聞いた。本人は??と答えられずにいたので、君のベストスイングはジュニアの時涙しながら打席でフルスイングしたあのスイングだよ。と伝え、それを超えるサトシのベストスイングをしてこいとさとしを送り出す。ランナーを一人置いてまわってきたこの打席で右中間を真っ二つにするHRが生まれた。本当に久しぶりに見るさとしの強くスケールの大きなスイングがとびだした。思わずコーチ二人は涙を流してしまう程感動するものだった。ただ、まだ負けている。残りの攻撃はあと一イニング。後2点。なんとか上位へ回したいと思い五年生に頼むと、こもりが四球、盗塁、そして相手のスキを見て三塁へ。暴走気味だったが今はその勇気を褒めたいと思う。なおやも四球ででて無死2塁3塁。ここであゆむがセーフティスクイズを決めてサヨナラ勝ち。プレッシャーがかかる中本当に五年生はよくやってくれた。ありがとう。この勝利は本当に奇跡が起きたと思う。ただ、この奇跡を起こすには皆が必死に頑張った事は言うまでもないがその中でも一番の立役者はケントだと私は思っている。調子があがらないマサムネを途中からケントが好リリーフで無失点で抑えてくれた事、ストライク先行でリズムよく攻撃へつなげてくれた事が最後の最後に劇的なドラマを生んでくれたんだと思う。本当にありがとう。ケント。
劇的なサヨナラ勝で決勝戦へコマを進めることができ宿敵の相手高砂と最後の勝負へ。少年野球の最後の試合にジュニアからのライバルと対戦できるのは運命だね。次号、浦和部会の最後の試合へつづく。